ABA(応用行動分析学)の行動原理によって、行動の前後関係を分析することをABC分析という。
そのことについて、榎本氏は次のように述べる。榎本氏の著書からの引用は第39回目である。
【引用はじめ】
行動の前後を見て、分析することを、「ABC分析」といいます。「ABC」は、それぞれ該当する英語の頭文字を取ったものです。
A 先行条件(Antecedent)⇒ B 行動(Behavior) ⇒ C 結果(Consequence)
職場で ⇒ 同僚の仕事を手伝った⇒ 「余計なことをしないで」 ↓
- 行動の前には、どのような状況や条件があるのか(A 先行条件)
- どんな行動をするのか(B 行動)
- 行動の後には、どのような結果が現れるのか(C 結果)
この、行動の前後を見た一連の流れを分析するのが、ABC分析です。
榎本あつし著「自律型社員を育てる〖ABAマネジメント〗」2017年(アニモ出版刊) p.55
【引用終わり】
上記の引用した例は、「嫌子出現による弱化」である。「職場で」(先行条件)、「同僚の仕事を手伝った」(行動)ら、「余計なことをしないで」(結果)と「嫌子が出現」した。
結果が「嫌子」だったので、今後「同僚の仕事を手伝う」ことをしなくなる。
ABC分析によって、「嫌子出現による弱化」になるということだ。
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