新人のFくんにとって、会議で発言することには抵抗がある。そこで、発言しやすくするにはどうするか。発言したら、「いい意見だね」とか「みんながうなずく」などの行動の直後の結果が肯定的であることも大事。
また、会議そのものの雰囲気を変えることも必要である。
そのことについて、榎本氏は次のように述べる。榎本氏の著書からの引用は第48回目である。
【引用はじめ】
「シーンとしている会議」も、発言しやすくなるような、会議の状況にすることで改善できます。
A 先行条件「シーンとしている会議」 (行動を引き起こしにくい)
これを次のようにしたらどうでしょう。
「笑顔でにぎやかな会議」、「ドンドン発言しよう!」、「紙に書いて発表する」、「外でのランチミーティング」
このように、より発言を引き起こしやすい先行条件をつくることも、行動を変えるやり方の一つです。
「C 結果」は、行動を繰り返させるための「フィードバック」であり、「A 先行条件」は、行動を引き起こす「きっかけ」となるのです。
榎本あつし著「自律型社員を育てる〖ABAマネジメント〗」2017年(アニモ出版刊) p.64~p.65
【引用終わり】
会議がシーンとしている状況では、新人にとって発言するにはハードルが高い。発言しやすい会議の雰囲気をつくることが大切だ。気楽に発言できる「先行条件」があるといい。
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