山本五十六元帥が残した有名な言葉がある。ABA(応用行動分析学)が唱える原理そのものである。
そのことについて、榎本氏は次のように述べる。榎本氏の著書からの引用は第42回目である。
【引用はじめ】
「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。」
これは、海軍の連合艦隊司令長官、山本五十六氏の有名な言葉です。人材マネジメントの本質を、これほどわかりやすく、シンプルにまとめているものは他にないのではないでしょうか。この言葉には続きがあります。
「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。」
この山本五十六氏の有名な言葉をABA(応用行動分析学)的に考えると、よりわかりやすくとらえることができるのです。
榎本あつし著「自律型社員を育てる〖ABAマネジメント〗」2017年(アニモ出版刊) p.58
【引用終わり】
人心掌握に長けていた山本五十六元帥は、人の動かし方が分かっていた。それだからこそ、多くから尊敬され、危機に際しても動じることがなかったのである。
この一言は私たちに多くの示唆を与えてくれる。
上司たるものどう動けばよいか、互いにどう協力すればよいか短い言葉が教えてくれる。
0 件のコメント:
コメントを投稿