2021年8月13日金曜日

山本五十六氏の有名な言葉

 山本五十六元帥が残した有名な言葉がある。ABA(応用行動分析学)が唱える原理そのものである。

 そのことについて、榎本氏は次のように述べる。榎本氏の著書からの引用は第42回目である。

【引用はじめ】

 「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。」

 これは、海軍の連合艦隊司令長官、山本五十六氏の有名な言葉です。人材マネジメントの本質を、これほどわかりやすく、シンプルにまとめているものは他にないのではないでしょうか。この言葉には続きがあります。

 「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。」

 この山本五十六氏の有名な言葉をABA(応用行動分析学)的に考えると、よりわかりやすくとらえることができるのです。 

 榎本あつし著「自律型社員を育てる〖ABAマネジメント〗」2017年(アニモ出版) p.58

【引用終わり】

 人心掌握に長けていた山本五十六元帥は、人の動かし方が分かっていた。それだからこそ、多くから尊敬され、危機に際しても動じることがなかったのである。

 この一言は私たちに多くの示唆を与えてくれる。

 上司たるものどう動けばよいか、互いにどう協力すればよいか短い言葉が教えてくれる。 

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