行動の原理として、4つのキーワードによってうちたてられたのがABA(応用行動分析学)である。4つのキーワードとは、強化、弱化、好子、嫌子である。その組み合わせで、行動を分析するのである。
そのことについて、榎本氏は次のように述べる。榎本氏の著書からの引用は第35回目である。
【引用はじめ】
強化、弱化、好子、嫌子の4つのキーワードを組み合わせることにより、次の4つのパターンができあがります。
- 行動の後に、好ましい結果(好子)が出たことにより、人は行動を繰り返すようになる。
- 行動の後に、嫌なもの(嫌子)がなくなったことにより、人は行動を繰り返すようになる。
- 行動の後に、嫌な結果(嫌子)が出たことにより、人は行動を繰り返さないようになる。
- 行動の後に、好ましいもの(好子)がなくなったことにより、人は行動を繰り返さないようになる。
榎本あつし著「自律型社員を育てる〖ABAマネジメント〗」2017年(アニモ出版刊) p.51
【引用終わり】
強化、弱化、好子、嫌子の4つの組み合わせとは、次のようなことである。
好子出現による強化、嫌子消失による強化、嫌子出現による弱化、好子消失による弱化の4つによって行動を分析するのだ。
強化されれば、行動は繰り返す、逆に弱化されれば、行動を繰り返さなくなる。
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