2021年8月1日日曜日

好子と嫌子の出現で行動が変わる

 行動の直後に、好子(良い刺激)が出現するか、嫌子(悪い刺激)が出現するかによって、強化されたり、弱化されたりする。

 そのことについて、榎本氏は次のように述べる。榎本氏の著書からの引用は第33回目である。

【引用はじめ】

 強化の例として、次の場合がある。

 「カフェで」⇒「パンケーキを食べる」⇒「とても美味しかった」 「美味しかった」という刺激が、「好子」である。これを「好子出現による強化」と言います。

 弱化の例としては、次の場合がある。

 「カフェで」⇒「パンケーキを食べる」⇒「とてもまずかった」 「とてもまずかった」という刺激が、「嫌子」である。「嫌子出現による弱化」と言います。

 榎本あつし著「自律型社員を育てる〖ABAマネジメント〗」2017年(アニモ出版) p.49~p.50

【引用終わり】

 パンケーキを食べたら、「とても美味しかった」となれば、パンケーキを食べることが「強化」される。「とても美味しかった」というのが「好子」である。これが、「好子出現による強化」の例である。

 逆に、パンケーキを食べたら、「とてもまずかった」となれば、パンケーキを食べることが「弱化」される。「とてもまずかった」というのが「嫌子」である。これが、「嫌子出現による弱化」の例である。

 

0 件のコメント:

コメントを投稿