専門の支援者を育てる話の10回目。
「豊かな人間性」を支える資質として「献身さ」も必要だ。
それについて、川村隆彦氏(2006年)は次のように述べる。
【引用はじめ】
献身的な人は、たとえ自分の働きが、相手の目にふれない隠れたものであっても、相手の利益のために尽くすことができる。
倫理綱領にある「利用者の利益の最優先」という倫理基準は、この献身さをなくしては理解されない。
献身さの反対は利己心である。あなたが支援を行うとき、その心は、献身さと利己心の間を、行ったり来たりする。
相手に献身的であれば、それだけ心に喜びがあり、利己的であれば、それだけ心がむなしさで満ちるのである。
(川村隆彦著「支援者が成長するための50の原則」p.21)
【引用おわり】
献身的な行為がなければ、利用者に対する支援も成立しない。
利用者にとって、より良い行動ができるための適切な支援である。
それも利用者が満足するような対応でなければならない。
量と質が適切な支援である。
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