専門の支援者を育てる話の19回目。
「豊かな人間性」を支える資質として「奉仕の精神」を忘れてはならない。
そのことの重要性について、川村隆彦氏(2006年)は次のように主張する。
【引用はじめ】
支援者には、学んだ知識や知恵、そして技術と精神を、人々のために捧げる覚悟が必要だ。
それこそが専門職なのだ。
高い報酬を得ていても、そうでなくても、仕事への動機に奉仕の精神がなければ、相手にも自分にも真の力を与えることはできない。
(川村隆彦著「支援者が成長するための50の原則」p.61、2006年、中央法規出版刊)
【引用おわり】
奉仕というと、ただ働きといったイメージがある。
そういうことを言っているのでない。
何のために働くのかということをつきつめることだ。
単に、お金のために働くことではないはず。
障害のある人のため支援するという、価値ある仕事に専念し、その喜びを感ずることである。
それが奉仕という意味である。
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