「働く意味を失った若者」の話の5回目。
施設の支援者たちは、毎日多忙で、働くことの意義など教えられなかったという人が大半。
しかし、それに反する答えもある。
次に引用する。
【引用はじめ】
別の施設で同じような質問をすると、支援者の一人が「忙しくてあまり時間をとれないですが、いっしよに仕事をしている人びとに関心を示し、 できるだけ彼らと話し合っています」と答えた。
「なぜそうするのですか?」と尋ねると、「私自身そうしてもらったからです」と、自分の経験を話してくれた。
人を養うことは、1日わずかな時間があればできる。
養うことができないほんとうの原因は、「大切さ」とその「方法」を知らないからである。
人を養うことの「大切さ」と「方法」を知るとき、人々は変わっていく。
(川村隆彦著「支援者が成長するための50の原則」p.7)
【引用おわり】
若者が挫折するのは、先輩たちにも責任がある。
ちょっとの話し合いの機会によって、若者はヒントを得ることができる。
新たな意欲につながる。
それが人を育てることなのだ。
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