専門の支援者を育てる話の25回目。
「豊かな人間性」を支える資質として、「ソーシャル・インクルージョン」といったどんな境遇にある人も包み込む力が必要だ。
そのことに関して、川村隆彦氏(2006年)は次のように主張する。
【引用はじめ】
ソーシャル・インクルージョンとは、社会で暮らすすべての人々を孤立や孤独、排除、摩擦などから守り、互いに包み合い、支え合うという理念である。
こうした理念を実現するには、まず孤立する人々、孤独な人々、排除された人々、摩擦に苦しむ人々の真実の姿に気づき、支援者としての立場から、何ができるのかを考え、実践することである。
(川村隆彦著「支援者が成長するための50の原則」p.83、2006年、中央法規出版刊)
【引用おわり】
身近な所で苦しんでいる人びとがいる。
そうした人びとに対して、関心をもつことである。
そして、支援者としてできることを考えよう。
相手の立場でどんなことができるかを考える。
困っている人への寄り添う姿勢こそ、支援者としての資質を高める力である。
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