2019年9月28日土曜日

傾聴と共感力

 専門の支援者を育てる話の28回目。
 「豊かな人間性」を支える専門スキルとして「傾聴と共感力」が重要だ。
 そのことに関して、川村隆彦氏(2006年)は次のように主張する。

 【引用はじめ】
 
 傾聴とは、相手の話をよく聴こうとすることである。
 また、相手から発せられる言葉と感情、メッセージに気づこうとする姿勢である。
 こうした姿勢が共感を生む。
 共感とは、相手の気持ちを共に感じることである。 
 
 (川村隆彦著「支援者が成長するための50の原則」p.101、2006年、中央法規出版刊)

 【引用おわり】

 傾聴は共感と表裏一体のものである。
 利用者をよく知ることでもある。
 利用者は何で困っているか、よくその様子を見て適切な援助に努める。
 そこが傾聴の態度であり、利用者への共感が生まれ、適切な対応も可能なのだ。

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