2019年9月12日木曜日

熱意ある対応

 専門の支援者を育てる話の12回目。
 「豊かな人間性」を支える資質として「熱意」も重要だ。
 しかし、「熱意」は簡単に得られるものでない。
 それについて、川村隆彦氏(2006年)は次のように述べる。

 【引用はじめ】

 もし、あなたが、強い熱意を得たいならば、物事や機会を簡単に手にしてはならない。
 人は努力もなしに簡単に手に入れたものを大切にしない。
 それどころかすぐに放りだしてしまう。
 強い熱意を得たいならば、相応の努力と忍耐、犠牲を払った後に得られることを学ぶべきである。
 努力する過程で人は熱意を蓄積できるからである。 

  (川村隆彦著「支援者が成長するための50の原則」p.30)

 【引用おわり】

 障害のある利用者には、ていねいな支援が必要だ。
 できるだけ失敗のない段階をふんだ支援を繰り返す。
 そうした支援を支えるのは「熱意」ある対応である。

0 件のコメント:

コメントを投稿