専門の支援者を育てる話の12回目。
「豊かな人間性」を支える資質として「熱意」も重要だ。
しかし、「熱意」は簡単に得られるものでない。
それについて、川村隆彦氏(2006年)は次のように述べる。
【引用はじめ】
もし、あなたが、強い熱意を得たいならば、物事や機会を簡単に手にしてはならない。
人は努力もなしに簡単に手に入れたものを大切にしない。
それどころかすぐに放りだしてしまう。
強い熱意を得たいならば、相応の努力と忍耐、犠牲を払った後に得られることを学ぶべきである。
努力する過程で人は熱意を蓄積できるからである。
(川村隆彦著「支援者が成長するための50の原則」p.30)
【引用おわり】
障害のある利用者には、ていねいな支援が必要だ。
できるだけ失敗のない段階をふんだ支援を繰り返す。
そうした支援を支えるのは「熱意」ある対応である。
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