専門の支援者を育てる話の27回目。
「豊かな人間性」を支える専門スキルとして「人の信頼を勝ちえる力」が重要だ。
そのことに関して、川村隆彦氏(2006年)は次のように主張する。
【引用はじめ】
信頼関係とは、共感的な関係である。
それは利用者のありのままに受け止めることに始まり、彼らの話を聴き、その痛みや感情に共感していくことで深められる。
つまり「受容」「傾聴」、そして「共感」のスキルを向上させることが、信頼関係を築くことにつながる。
「もし相手の信頼を勝ちえるならば、支援の半分以上はすでに終わっている。しかし信頼を勝ちえることができなければ、支援は成り立たない」。
(川村隆彦著「支援者が成長するための50の原則」p.98、2006年、中央法規出版刊)
【引用おわり】
信頼は、相手の痛みに共感できて始めて得られる。
相手の実情をよく理解することだ。
その大変さや問題を受け入れ、共感するのだ。
それによって相手の信頼を得られる。
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