専門の支援者を育てる話の13回目。
「豊かな人間性」を支える資質として「セルフ・エスティーム」を高めることも考慮していないと。
それについて、川村隆彦氏(2006年)は次のように述べる。
【引用はじめ】
セルフ・エスティームとは直訳すれば「自尊心」であるが、悪い意味でのプライドや高慢とは違う。
それは「自分自身が価値ある存在であるという肯定的な感情」であり、人間として存在するための基盤である。
セルフ・エスティームが低ければ、絶えず自分の価値を人の目にゆだねることになり、結果として人が自分をどう思っているのかばかり気になる。
しかしセルフ・エスティームが高ければ、自らのすばらしい価値について人と比較する必要はないのだ。
(川村隆彦著「支援者が成長するための50の原則」p.31)
【引用おわり】
俺は他人よりすごいなどと威張る必要はない。
そうなると鼻持ちならない。
他人と比べてどうこうでなく、自分自身に対する信頼感をもつことである。
自分に対する肯定的な見方といっていい。
自ら尊ぶ気持ちだ。
それが「セルフ・エスティーム」ということになる。
これを高めていって自信ある行動につなげるのだ。
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