2019年9月13日金曜日

セルフ・エスティーム(自尊心)を高める

 専門の支援者を育てる話の13回目。
 「豊かな人間性」を支える資質として「セルフ・エスティーム」を高めることも考慮していないと。
 
 それについて、川村隆彦氏(2006年)は次のように述べる。

 【引用はじめ】

 セルフ・エスティームとは直訳すれば「自尊心」であるが、悪い意味でのプライドや高慢とは違う。
 それは「自分自身が価値ある存在であるという肯定的な感情」であり、人間として存在するための基盤である。
 セルフ・エスティームが低ければ、絶えず自分の価値を人の目にゆだねることになり、結果として人が自分をどう思っているのかばかり気になる。
 しかしセルフ・エスティームが高ければ、自らのすばらしい価値について人と比較する必要はないのだ。

  (川村隆彦著「支援者が成長するための50の原則」p.31)

 【引用おわり】

 俺は他人よりすごいなどと威張る必要はない。
 そうなると鼻持ちならない。
 他人と比べてどうこうでなく、自分自身に対する信頼感をもつことである。
 自分に対する肯定的な見方といっていい。
 自ら尊ぶ気持ちだ。
 それが「セルフ・エスティーム」ということになる。
 これを高めていって自信ある行動につなげるのだ。

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