行動を変えるには、行動の直後の状況を変化させることが必要である。
その状況の変化もどのような間隔で行うかによっても違ってくる。
それが強化スケジュールと呼ばれるものである。
その中で、変時隔強化スケジュールというものがある。
このことについて、舞田本では次のように述べている。
舞田・杉山氏の共著書の紹介は、通算で230回目となる。
【引用はじめ】
定時隔強化スケジュールでは、前回の好子出現から一定時間が経過すると、好子出現の準備状態に入る。
変時隔(Variable Interval; VI)強化スケジュールでは、好子出現の準備状態に入るための経過時間が一定ではない。
前回、好子が得られないから、もう一秒後には準備状態ができているかもしれないし、またある時は30分たっても準備状態にはないかもしれない。
このスケジュールを使うと、強化後の行動休止はほとんどなく、比較的ゆっくりしたペースで行動するという行動パターンが現れる。
(舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」p.116、2008年、日本経済新聞出版社刊)
【引用おわり】
変時隔強化スケジュールは、部分強化の一つである。
それも時間に依存して行動の一部が強化される。
これは行動の休止がほとんどない、強力な強化力がある強化スケジュールである。
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