2020年8月18日火曜日

要領が悪いとは

 真面目で仕事熱心な部下なのだが、成果につながらない。
 どうしてだろうか。
 このことについて、舞田本では次のように述べている。 
 舞田・杉山氏の共著書の紹介は、通算で236回目となる。

【引用はじめ】


 部下は、熱心に働いているのに、そのわりに成果が上がらない。
 だから部下の問題は単に「働く」行動を強化し、その頻度や強度を増やすだけでは解決しない。
 このような部下は、一般的には「要領が悪い」と表現される。
 行動の問題を扱うときには、常に特定の行動に焦点を当てることが大切だ。
 「要領が悪い」というのは具体的でない。
 「もっと要領よくしなさい」などと言ったところで、効果はない。
 要領が悪いというのは、何なのか、もっと行動のレベルで具体的に考えてみる必要がある。

 
 (舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」p.133、2008年、日本経済新聞出版社刊)
                     
【引用おわり】

 働いてもそれが成果につながらない。
 仕事のやり方に問題がありそうだ。
 要領が悪いと言われても、どうすればいいか。
 それが分からない。
 仕事のやり方を分析して、どこに問題があるか明らかにする必要がある。
 その問題を焦点化し、行動レベルまで具体化することで解決に取り組むことである。

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