行動を変えるのは、行動の直後の状況を変化させることにかかっている。
その状況の変化もどのような間隔で行うかでも違ってくる。
それが強化スケジュールと呼ばれるものである。
その中で、定比率強化スケジュールというものがある。
このことについて、舞田本では次のように述べている。
舞田・杉山氏の共著書の紹介は、通算で227回目となる。
【引用はじめ】
定比率強化スケジュール(FR)
定比率(Fixed Ratio;FR)とは、決められた回数の行動をした直後に好子が出現する強化スケジュールだ。
たとえば何かを10回やったら好子が出現する、というのは、FR10の強化スケジュールと呼ばれる。
やればやるほど、強化は多くなる。
このスケジュールで行動を強化すると、行動を始めると一定のペースで休まず行動するが、いったん好子が出現すると、しばらく行動を休むというパターンが現れる。
一回の強化に必要な行動の回数が増えるほど、この休みは長くなる。
(舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」p.115、2008年、日本経済新聞出版社刊)
【引用おわり】
上記の例は、行動を10回するごとに好子が必ず出現する。
そうなると、しばらく、目的の行動を休んでしまう。
休んだ後、また行動を10回して好子によって強化される行動パターンを繰り返すのだ。
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