真面目で仕事熱心な部下なのだが、成果を上げられない。
要領が悪いと片づけられても問題は解決しない。
どこの行動に問題があるか突き止める必要がある。
このことについて、舞田本では次のように述べている。
舞田・杉山氏の共著書の紹介は、通算で237回目となる。
【引用はじめ】
行動と一口に言っても、ボタンを一回押すような簡単なものから、部下が行う新機種の開発のような一連の行動から出来上がっている複雑なものまでさまざまである。
要領が悪いということは、その人の一連の行動のどこかに問題があるということだ。
だから、ここで第一にしなければいけないマネジメントは、ただ「頑張れ」と言って励ましたり、結果が出たら褒めたりすることではない。
部下の働き方の中の「どの行動」を強化(または弱化、消去)すればよいのかを、まずは突き止めなけばならない。
そのためには、部下の業務である開発プロセスが、どのような行動から成り立っているかを分析する必要がある。
一連の複雑な行動からなるプロセスを、個々の行動にブレイクダウンすることを課題分析(task analysis)というが、部下のパフォーマンスを上げるには、この課題分析が鍵となる。
(舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」p.133、2008年、日本経済新聞出版社刊)
【引用おわり】
複雑な行動に取り組んでいる部下にとって、どのように問題を解決すればよいか分からず悩んでいる。
悪戦苦闘している割には、成果が出ない。
そうした場合は、そのプロセスがどうなっているか細かく分析することが重要である。
どこにネックがあって進展できないか明らかにすることだ。
一連の行動を細分化するといった課題分析を行うのである。
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