行動を変えるには、行動の直後の状況を変化させることが必要である。
その状況の変化もどのような間隔で行うかによっても異なってくる。
それが強化スケジュールである。
その中で、変時スケジュールと呼ばれるものがある。
このことについて、舞田本では次のように述べている。
舞田・杉山氏の共著書の紹介は、通算で232回目となる。
【引用はじめ】
変時スケジュール(VT)
定時スケジュールでは、一定時間がたてば好子が出現した。一方、変時(Variable Time; VT)スケジュールでは、好子出現までの経過時間は一定していない。相手が何をしていようと、していまいと、いわば、"きまぐれ"に好子が与えられる。
定時スケジュール同様、この変時スケジュールでも、さらに望ましい行動が得られる可能性は限りなくゼロだ。
(舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」p.117~p.118、2008年、日本経済新聞出版社刊)
【引用おわり】
変時スケジュールというのは、きまぐれに好子が出現する。
目的の行動の直後に好子が出現するわけでない。
決まった時間に決まった行動に対して、好子が出現するわけでないのだ。
不規則な時間にたまたま行動していたことに対して、好子が出現するのだから、望ましい行動を強化するわけがない。、
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