行動の問題が生じたらどんなことが問題か具体的にとらえることである。
あの人がダメだと言ってもなんの解決にもならない。
行動を変えることが大事だ。
このことについて、舞田本では次のように述べている。
舞田・杉山氏の共著書の紹介は、通算で223回目となる。
【引用はじめ】
行動の問題を考えるときは対象を具体的に考えよ
強化とはあくまで、行動を強化することである。
すなわち、行動の直後に好子を出現させたり、嫌子を消失することである。
単に、好子を出現させるだけでは強化にならない。
単に、褒め言葉や励ましの言葉をかけるだけでは強化とは言わない。
何らかの行動をした直後に、褒めたり、、励ましたりするのでなければ、相手の行動を変えることはできないのである。
随伴性は人を変えるのではなく、行動を変える。
だから、人ではなく、行動を褒めねばならない。
したがって、上司がすべきことは、まず部下のどの行動を褒めるか、しっかりと見極めることだ。
上司は、目標をもって部下のその日の小さな課題を克服したことを褒めるのである。
(舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」p.112、2008年、日本経済新聞出版社刊)
【引用おわり】
今ある行動のどこに問題があるかを明確にしなければならない。
その具体的な行動の直後の状況の変化が相手の行動を変えるのである。
褒めたり、叱ったりという適切で適時な対応がとても大事である。
それが行動を強化したり、弱化することになる。
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