行動を変えるのは、行動の直後の状況を変化させるかにかかっている。
その状況の変化もどのような間隔で行うかでも違ってくる。
それが強化スケジュールと呼ばれるものである。
このことについて、舞田本では次のように述べている。
舞田・杉山氏の共著書の紹介は、通算で226回目となる。
【引用はじめ】
部分強化されるとき、行動はどうなるのか?
これを説明する鍵が、強化スケジュールといわれる概念である。
強化スケジュールとは、強化のスケジュール、つまり、連続して起こる行動のどれを強化するか、強化のタイミングと間隔を記述したものだ。
さまざまなスケジュールを実験した結果、強化スケジュールは、行動のパターンを変えるということが明らかになった。
代表的な強化スケジュールには、次の四つがある。
① 定比率強化スケジュール
② 変比率強化スケジュール
③ 定時隔強化スケジュール
④ 定時隔強化スケジュール
(舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」p.114~p.116、2008年、日本経済新聞出版社刊)
【引用おわり】
私たちは部分強化において、どのような間隔で強化しているかを意識することはない。
でも、行動分析学の実験では、詳細に研究されている。
それが上記に示した4つの強化スケジュールである。
これについては、次回において順次説明する。
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