パフォーマンス・マネジメントの鉄則①は、「口約束でなく文書で残す」であった。
鉄則②は、ターゲットにとって「効果的な好子や嫌子を探す」ことだ。
このことについて、舞田本では次のように述べている。
舞田・杉山氏の共著書の紹介は、通算で245回目となる。
【引用はじめ】
鉄則② 効果的な好子や嫌子を探せ
パフォーマンス・マネジメントは、自然には得られない新たな随伴性を導入する。
だから、そこで使われる好子や嫌子は本人にとって真に効果的なものでなければならない。
さもなければ、もともと存在する自然の随伴性に負けてしまう。
何が本人にとって効果的な好子か、それは本人の意見も入れながら決めるのが望ましい。
だが多くの会社では、マネジメント側と本人の視点がずれていて、好子や嫌子が機能していない。
ある意味では、効果的な好子が見つかりさえすれば、マネジメントは成功したようなものなのである。
(舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」p.140、2008年、日本経済新聞出版社刊)
【引用おわり】
ターゲット行動を自然のままにしておいては行動が変化することを期待できない。
ターゲット行動の直後に、効果的な好子や嫌子を適切に出現するか、消失するかが必要である。
そのためには、ターゲット行動にとって効果的な好子や嫌子を見つけ出すことが大事となる。
これさえ見つかれば、うまくいくことになる。
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