企業において、利益を生み出すというのは、いくつもの行動が集まった所産であり、結果である。
所産そのものは個々の行動とは別物である。
このことについて、舞田本では次のように述べている。
舞田・杉山氏の共著書の紹介は、通算で241回目となる。
【引用はじめ】
ビジネスに限らず、多くの現場では、行動そのものを対象にしない場合も少なくない。
企業にとっては何より利益が求められるが、利益は行動ではない。
その企業で働く人々の無数の行動の所産(成果:Product)である。
企業に対する社会の評価も、その企業の活動によって生み出された所産である。
企業の発展のためにはよい顧客を持つことが大切だが、営業活動によって得た顧客も所産である。
しかし、所産に焦点を当てるだけでは問題が解決しないこともある。
そのときこそ、所産を生み出す個々の行動に目を向けなければならない。
成約を生み出すよい営業活動(もちろん課題分析によって具体的に考える必要がある)や、事故の減少を生み出すヘルメットの着用やゴーグルの装用など、安全基準に則った行動を考えねばならない。
(舞田竜宣 + 杉山尚子著「行動分析学マネジメント 人と組織を変える方法論」p.137~p.138、2008年、日本経済新聞出版社刊)
【引用おわり】
企業利益が生み出されるためには、地道な営業活動が求められる。
個々の営業マンが一つ一つ成約をとってきて初めて、大きな利益につながる。
こうした個々の行動の積み重ねによって利益は生み出される。
利益はたくさんの行動の所産によって生み出される。
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