人事部の担当者が、ある課長の問題で悩んでいる。リーダーシップの評価が低い。どうしたらいいか。
そのことについて、舞田本では次のよう説明する。その引用は第116回目である。
【引用はじめ】
私は人事部の人材育成担当です。今、ある課長の問題で悩んでいます。彼はプレーヤーとしては良い腕を持っているのですが、どうも物事を悲観的に見る癖があります。
そのために、課の目標も低く抑えがちです。課長以上が集まる会議などでもネガティブな発言が目立ちます。部下からの評判も芳しくなく、360度フィードバック(上司だけでなく部下や同僚から評価される仕組み)でも、「リーダーシップがない」「コミュニケーション能力が低い」「部下の仕事を支援してくれない」などのコメントがありました。
彼の上司である部長にとっても、頭痛の種となっています。そもそも、彼は部長との折り合いも悪いようです。
このような人も、リーダーとして成長できるのでしょうか? 育成のためには、なにをしたらよいのでしょうか?
舞田竜宜著、杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」(日本経済新聞出版社、2012年)、p.169
【引用終わり】
課長の実態はネガティブな傾向であることが分かる。
ネガティブな発言が多い。コミュニケーション不足なところがある。部下に対する支援も不十分だ。部下もあまり頼りにしてない。
こうした課長がリーダーシップを発揮するようにするにはどうするか。
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