リーダーシップを発揮してほしいと思っている課長がいるのだが、その課長にはさまざま問題がある。
そのことについて、舞田本では次のよう説明する。その引用は第117回目である。
【引用はじめ】
良いリーダーを育てることは、企業の活力と成長を左右する重大な問題です。ですが、今管理職となっている人が理想的なリーダーであるかというと、ほとんどの会社ではそうとは言えません。そのため、管理者を育てるということが、多くの会社で重要課題となっています。
例えば、ある課長の問題には次のようなものがあります。
- 物事を悲観的に見る
- 目標を低く抑える
- 会議でネガティブな発言をする
- 部下へのリーダーシップがない
- 部下とのコミュニケーション能力が低い
- 部下の仕事を支援しない
- 部長との折り合いが悪い
舞田竜宜著、杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」(日本経済新聞出版社、2012年)、p.169~p.171
【引用終わり】
課長の常日ごろより見出される問題は何か。その問題をまず明らかにすることである。それも行動のレベルで具体的な形で明らかにするのだ。
何が問題なのか明確にして、その問題の解決策を探っていくのである。今できる解決手段によって。なにもかもいっぺんに解決できないにとしても、一つずつ着実に問題を解決していくのである。
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