課長さんの悲観的な発言を消去したり、弱化するにはどうするか。悲観的な発言に対しては、無視するとか、嫌な顔などするのがいい。
そのことについて、舞田本では次のよう説明する。その引用は第135回目である。
【引用はじめ】
悲観的な発言を消去したり弱化したりするには、どうすればよいでしょう。
消去は、行動の直前・直後で何も変わらないことです。ですから、たとえばこの人が悲観的な発言をしても、周り(特に上司)が無視する、という手が考えられます。
弱化は、行動の直後に、
- 不快や苦痛を感じる
- 心地よさがなくなる
ことです。ですから、弱化によって行動を改革するとすれば、たとえば、この人が悲観的発言したら、周り(特に上司)は、
- 露骨に不機嫌な顔をする
- 責めるような目で見る
- 「その発言には根拠があるのか」などと突っ込む
ことなどが考えられます。
消去のときは周りが無反応(無視)、弱化のときは周りがネガティブに反応します。どちらを使うかは時と場合、また話の内容によって使い分けてよいでしょう。
舞田竜宜著、杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」(日本経済新聞出版社、2012年)、p.183
【引用終わり】
課長さんの悲観的な発言には、何ら反応なしで対応するか、行動の直後に嫌な顔などすることである。悲観的な発言の直後には、無視を決め込んだり、嫌な態度を示すのだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿