課長の問題を行動的に解釈してみると、より明確になる。行動という形に見える化すると問題のありようがはっきりする。そして、その問題行動にどう対処するか分析すればいい。
そのことについて、舞田本では次のよう説明する。その引用は第121回目である。
【引用はじめ】
ある課長の問題を行動的に解釈したうえで、改めて問題を整理すると、次のようになります。
- 物事について悲観的な発言をする
- 目標を低く抑える
- 決断する(ことが欠如あるいは不十分)
- 部下褒める(ことが欠如あるいは不十分)
- 部下の仕事を手伝う(ことが欠如あるいは不十分)
- 部長の発言に反対や批判ばかりする
こうした行動が、どのように強化・消去・弱化されているのか分析する必要がある。
舞田竜宜著、杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」(日本経済新聞出版社、2012年)、p.172
【引用終わり】
ここで取り上げる課長には困った問題が種々ある。それを上記のように6つ明らかにし、行動的に解釈して列挙した。課長としての問題に関する実情である。この問題はどのように強化・消去・弱化されて維持されているのか分析することになる。
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