個人それぞれのの「性格」の違いというのは、「強化履歴」によるものである。
さらに、もう一つのそれぞれがさらされる環境における「文脈」の違いにも大きく影響を受ける。
そのことについて、榎本氏は次のように述べる。榎本氏の著書からの引用は第152回目である。
【引用はじめ】
個の差で無視してはいけないものが、「文脈」です。英語では、コンテクスト(Context)といいます。
「文脈」とは、文の脈絡、つながりです。同じ事象を一つとっても、その前後の脈絡、つながりによっては、大きく意味が変わってしまうということが、「文脈の違い」という言い方で使われます。
過去にどのような経験をしているのか、いま現在の状況の前にはどのような経緯があるのか、それらが異なることで、同じ物事でも、その価値と意味は大きく変わります。
榎本あつし著「自律型社員を育てる〖ABAマネジメント〗」2017年(アニモ出版刊) p.180~p.181
【引用おわり】
過去に経験してきた「強化履歴」による行動傾向がある。
それだけでなく、現在どんな状況に置かれているか。
いくら元気な人と言われても、現在、苦しい状況であれば元気な行動を発揮できない。
そうした「文脈」といったことでも、個人差が生まれる。
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