新入社員が真っ先に電話に出るようにしたい。そのためには、どんな改善策を行なったらいいか。ABC分析で考えてみる。
そのことについて、榎本氏は次のように述べる。榎本氏の著書からの引用は第155回目である。
【引用はじめ】
「ゆとり社員」の問題点である「電話が鳴っても最初に取らない」ことについて、その行動がよくなるように、その取り組み方を考えました。
「一番に電話に出ること」をターゲット行動として、改善案をABC分析で次のようにしました。
A:先行条件 「先輩は電話に出ない」「電話も大事な仕事とする」「電話のスキルを身につける」
B:行動 「一番に電話に出る」
C:結果 「伝言が必要」↓ 「先輩からの「ありがとう」」↑ 「うまく対応できる」↑
榎本あつし著「自律型社員を育てる〖ABAマネジメント〗」2017年(アニモ出版刊) p.188~p.186
【引用おわり】
電話の応対に慣れている先輩たちは、電話に出ないようにして、新入社員が電話に出なければならないようにする。電話応対も大事な仕事の一つとするのだ。また、事前に電話対応のしかたについて学ぶ必要がある。
真っ先に電話に出るようになったら、先輩たちから感謝される。電話対応もうまくできるようになる。そうすることで、電話に真っ先に出るようになる可能性が高くなる。
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