ABAマネジメントが計画的にできるように、榎本氏は「便利シート」を考案している。次のような5種類のシートである。「ABAマネジメント目的シート」「ターゲット行動シート」「ABC分析シート」「AC改善アイデアシート」「改善実施シート」。これらのシートを段階的に活用することで、望ましい行動を実施できるようにする。
1番目「ABAマネジメント目的シート」、2番目「ターゲット行動シート」、3番目の「ABC分析シート」、4番目の「AC改善アイデアシート」においては実施前の準備段階といっていい。今度は、5番目の「改善実施シート」によって、実際においてこの取り組みが可能であるかどうかを明らかにするものである。
そのことについて、榎本氏は次のように述べる。榎本氏の著書からの引用は第177回目である。
【引用はじめ】 【5】「改善実施シート」
1 「A:先行条件」での取り組み事項の検討
A:先行条件アイデア 楽しいかどうか 負担は少ないか 継続できるか コストは少ないか
2 「C:結果」での取り組み事項の検討
C:結果アイデア 楽しいかどうか 負担は少ないか 継続できるか コストは少ないか
たくさん出したアイデアを、実際に実施できるレベルで考え、選択するためのシートです。
榎本あつし著「自律型社員を育てる〖ABAマネジメント〗」2017年(アニモ出版刊) p.214~p.215
【引用おわり】
ターゲット行動は、先行条件や結果におけるアイデアによって、実際できるかどうかを4つの検討事項で確かめるのである。
その4つとは、「楽しいか」「負担少ないか」「継続できるか」「コストは少ないか」の検討事項だ。
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