新入社員がルーティンワーク以外の仕事が少しでもできるようにしたい。ゆとり社員などと言われないように育成するにはどうするか。ABC分析による改善案を考えた。
そのことについて、榎本氏は次のように述べる。榎本氏の著書からの引用は第158回目である。
【引用はじめ】
新人社員が、指示待ちから、自分から仕事をするように行動を変容したい。どうするか。そこで、ABC分析によって、現状分析では、「先行条件」も「結果」もうまくいかない状況が山積していることがわかりました。そのため、「改善案」を考えてみることにしました。それが、次のとおりです。
A:先行条件 「チャレンジ歓迎! のルール」 「ポイント制度の導入」 「質問書の導入」
B:行動 「定型外の業務に取りかかる」
C:結果 「部長が「いいね!」↑ 「時間が取られる」↓ 「ポイント獲得」↑ 「上司からの回答」↑
ポイント制度を導入して、自分の担当でない仕事をしたら、10ポイントもらえる。ポイントが100たまると、好きなランチをおごってもらえるなどをやってみました。
榎本あつし著「自律型社員を育てる〖ABAマネジメント〗」2017年(アニモ出版刊) p.191~p.192
【引用おわり】
新入社員が積極的に新しい仕事にもチャレンジして、その仕事がうまくできるようにさせたい。そうなれば、本人にとってもいいし、上司や先輩たちにもいいことだ。
先行条件には、「ポイント制度」などを取り入れた。「定型外の業務に取りかかる」ことを行なったら、「ポイント獲得」といったことを続けた。そのポイントがたまったらランチをおごってもらえるようにしたのだ。
また、「部長がいいね!」を発したりもした。「定型外の業務に取りかかる」ことで、適切な結果が伴ったため、そうした行動は繰り返されるようになった。
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