2021年12月22日水曜日

「ターゲット行動シート2」改善テーマを書き込む

 ABAマネジメントが計画的にできるように、榎本氏は「便利シート」を考案している。

 次のような5種類のシートである。「ABAマネジメント目的シート」「ターゲット行動シート」「ABC分析シート」「AC改善アイデアシート」「改善実施シート」。これらのシートを段階的に活用することで、望ましい行動を実施できるようにする。

 ABAマネジメント目的シート」の次は、「ターゲット行動シート」に改善することを書いてみるのだ。

 そのことについて、榎本氏は次のように述べる。榎本氏の著書からの引用は第170回目である。

【引用はじめ】

 【2】「ターゲット行動シート」

 1 改善すること

→2 具体的な「行動」を設定

 改善につながる行動は?  デッドマンテスト  ビデオカメラテスト

→3 上記の具体的行動のうち、次のチェックから、ターゲットとする行動を決める

 目的につながるどうか  観察できるものかどうか  指導できるものかどうか

 【ターゲット行動決定】(優先して取り組む)

 この「ターゲット行動シート」における1番目の「改善すること」には、「ABAマネジメント目的シート」で取り上げた「改善したいテーマ」を書き込みます。例えば、「部下の報連相を徹底する」といったテーマになります。

榎本あつし著「自律型社員を育てる〖ABAマネジメント〗」2017年(アニモ出版) p.208~p.209

【引用おわり】

 「ターゲット行動シート」には、改善したいことをまず書き出す。「ABAマネジメント目的シート」で思いついたことをそのまま書き出すことになるので、そんなに難しくない作業である。 

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