勉強が好きでない子どもは、勉強する行動が強化されてないからである。勉強しても、その直後において消去や弱化が働いているためである。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第241回目となる。
【引用はじめ】
- 勉強嫌いな子どもは少なくない。
- 「勉強する」という行動が「消去」したり「弱化」したりしているからだ。
- 子どもはゲームが好きなのに、勉強している間はゲームできないので、遊べないということが、「勉強する」という行動を弱化することになる。
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.35~p.36
【引用おわり】
子どもはゲームが好きだ。遊ぶのが好きだ。でも、「宿題しろ」などと親から言われる。ゲームしていても、今おもしろいところなのにやめなくてはいけない。おもしろくない宿題なんて嫌だなあと思ってしまう。こんなことの繰り返しで、親には「あとから」などと反抗的な言い回しになってしまう。これでは、勉強が好きになるわけがない。勉強嫌いな子どもができあがってしまう。
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