人の行動を制御する原理には、「強化」「消去」があり、第3番目に「弱化」がある。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第238回目となる。
【引用はじめ】
- 人の行動を制御する3つ目の原理は、弱化である。
- 弱化とは、
- 「ある行動をした直後に」
- 「嫌なことがある(不快や苦痛を感じたり、心地よさが失われる)と」
- 「その行動をしなくなる」という原理である。
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.33
【引用おわり】
行動を制御する第3番目の原理が、「弱化」である。「弱化」は、行動の直後が嫌であると、その行動をしなくなるということである。たとえば、数学の問題などやっていてその問題を解くことができないと、嫌になってしまう。だから、そんな問題を解こうとしなくなる。それが「弱化」というわけだ。こうしたこと、私たちの身近にたくさんある。
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