2022年11月8日火曜日

バーストは強化があるからこそ起こる

 今までできたこと、やれていたことがうまくいかない。スランプなどと言われる状況である。それを克服するために、必要以上に練習などに打ち込むことになる。以前に強化されてうまくいっていた行動が失敗が続く。その焦りがバーストを引き起こす。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第236回目となる。

【引用はじめ】

  • バーストは、まず強化があるからこそ起こる。
  • レースをしても勝ったためしがなく、いつも凡庸な成績で終わる人に、必死に走るというバーストは起きない。
  • 問題が解けたためしのない子どもが、難問を解こうと一生懸命にはならない。
  • 成功体験のない社員が、高い目標に向かってがんばるということは、ないのが自然である。

舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.32

【引用おわり】

 バーストを起こすぐらいだと、安定してできていた行動が急に行動が不安定になってしまい、うまくできなくなる。そうなると、なんとか安定した行動ができるようにとバースト的な行動が生ずる。以前の安定した行動に戻そうとするのである。 

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