新人を一人前にするには、先輩たちの適切な指導が必要である。仕事のやり方を見せて、やらせてみて、うまくいったら褒めて認める。そういった手続きが大事である。いつまでも、褒めてばかりというわけにもいかないのが事実である。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第257回目となる。
【引用はじめ】
- 特に経験の少ない新人に新しい仕事を覚えさせるときには、その仕事ができるたびに認めてあげよう。
- だが、いつまでもそれを続けていると、今度は、褒められないと動かなくなる人になりかねない。
- それでは一人前になったとは言えない。
- 教える側も、いつまでもつきっきりで指導するわけにはゆかない。
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.49~p.50
【引用おわり】
新人が仕事の仕方を覚えたとなったら、あとは新人に任せてもいい。教える側だって、いつまでも指導ばっかりというわけにいかない。それに新人の方も任せてもらったほうがいいと思うはずだ。そのあたりのあんばいを見極める必要がある。
0 件のコメント:
コメントを投稿