部下が上司へ相談に来たり、子どもが勉強したりといった行動を増やすには、強化することが大事である。上司や親がそうした行動したら、その直後に強化するのである。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第230回目となる。
【引用はじめ】
- 強化されない限り、人は動かない。
- それは「良い」行動であるか、「悪い」行動であるかは関係ない。
- 「良い」行動、「やるべき」行動であったとしても、それが強化されない限り、しないのが人の自然なあり方である。
- このことを認識していない上司や親が多い。
- 「給料をもらっているのだから、働くのが当たり前」という上司がいる。
- 「子どもは勉強するのが仕事」という親がいる。
- そうした上司や親は部下や子どもに対して、きちんと強化していない。
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.28
【引用おわり】
上司や親たちが、部下や子どもに期待する行動ができるようにしたい。そうした場合は、強化することである。強化しなければ期待どおりには動いてくれない。一生懸命に働いたり、一生懸命勉強するためには、強化が必要である。
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