一生懸命仕事したり、勉強したりするのは当たり前と思ってしまいがち。そうした建前だけでは部下も子どもも一生懸命さが続くわけがない。上司も親もその一生懸命さをタイミングよく強化することが大事だ。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第231回目となる。
【引用はじめ】
- 「やるべきことは、やらないといけない」と思い、そのために部下や子どもにきちんと強化していればよいのだが、それができていない。
- 単なる建前論が、部下の強化を怠る上司や、子どもの強化を怠る親の都合のよい言い訳になっている。
- 給料に値する仕事をするのは当たり前、勉強するのは子どもの仕事などと当然のように考える上司や親だとすると、思いどおりにならないことを問題視したりする。
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.28
【引用おわり】
当然やるべきことを当然のようにやっていればそれでよしとする。そのことに対して、何の対応もしないままでいる。しかし、やっている方では何のやりがいも感じなくなり、だんだんと惰性的なものになってしまう場合もある。やはり、周りから多少の励ましも必要である。それが強化である。褒めたり、注目や声がけも時おりすることである。
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