日々の仕事において、うまくいったという達成感は、仕事ができたぞとその直後に感じる。それが仕事に対する強化となる。行動の直後の60秒以内に強化されたのである。60秒ルールが成立している。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第249回目となる。
【引用はじめ】
- 私たちが毎日仕事をしているのは、どういう心のメカニズムによっているのか。
- 「きょうは、これとこれをやる」と目標を定め、それをやる。
- それができたら「終わった!」「できた!」と達成感を感じる。
- これが、仕事を生き生きとしている人の、心の動きの一例だ。
- この場合、目標達成の直後に達成感を感じるから、60秒ルールにかなっている。
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.44~p.45
【引用おわり】
仕事をやり遂げたことの達成感情が仕事を終わった直後に感じる。これを繰り返せば、仕事に対する強化が働く。やったぞ、できたぞという喜びの感情をわきおこすことができることは、次の仕事をやり遂げることにつながる。仕事をやり遂げた直後による60秒ルールに則った強化である。
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