部下の規則破りに対して、適切に適時な対応をしているだろうか。それができてないと、規則破りが改善されず、継続されかねない。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第254回目となる。
【引用はじめ】
- 私たちは、規則破りを目にしたら、その場で叱っているだろうか?
- もしかすると、その場では叱りそびれ(つまり結果的に黙認してしまい)、そのことをずっと気にしているうちに、あとになって、「あのときの、君のあの行動は、いけなかった」などと言ってはいないだろうか。
- 忘れた頃になって叱られても、本人としてはピン来ないかもしれない。
- 叱ったほうは、これでずっと抱えていた重荷を下ろせたような開放感を感じていいだろう。
- だが、このやり方では本人の行動は改善されにくいのである。
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.47
【引用おわり】
規則破りがあったら、60秒ルールに則って叱るなどの弱化を用いる必要がある。ためらわず、その場でやってはいけないことを指導しなければならない。60秒ルールによる弱化を行うのである。叱るといった嫌子による弱化である。
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