声がけすると、相手が振り向いてくれる。それが声がけしても、何の反応もしなくなったらどうするだろう。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第233回目となる。
【引用はじめ】
- 消去は人の行動を文字通り「消し去る」わけだが、それは一直線に起こるわけではない。
- いつもこちらを見てくれる人が、今回は声をかけてもこちらを向いてくれなかったとしたら、どうなるだろうか?
- もう一度、声をかけてみるのではないだろうか。
- 相手がこちらを見てくれるまで、何度か声をかけ続けたり、声を大きくしたりするだろう。
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.29~p.30
【引用おわり】
声がけしても、相手は振り向いてもくれない。そうすると、こっちとしてはなんだか不安になる。悪いことをしたのかなあなんて。もう一回声がけする。それでも振り向いてくれない。聞こえてないのだろうか。今度は大きい声で言ってみる。それでもダメだ。じゃーもう一回、もう一回と繰り返すがそれでもダメ。こうなると、こっちとしても、もういいやと諦めて声がけしなくなる。声がけは「消去」されてしまう。
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