仕事をがんばるようにするには、昇給するという期待感が大切である。それは、昇給そのものより大切だ。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第252回目となる。
【引用はじめ】
- 毎日のがんばりを支えるのが、昇給そのものよりも昇給への期待であることを考えると、いかにみんなが期待を持てるようにするかが、マネジメントの鍵となるという点だ。
- 何をどれだけすれば、どれくらい給料が上がるのか。
- そのロジックが明確で透明でなくては、みんな期待は持ちにくい。
- 昇給の仕組みが不明確で不透明であっては、「がんばったところで、ほんとうに報われるのか」という疑問や懸念が先に立ち、毎日の行動は強化されないだろう。
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.46
【引用おわり】
こんなふうにがんばって仕事を続ければ、昇給するんだとなれば、意欲がわく。期待感というものが、やる気を喚起するのである。仕事への意欲を導く組織的仕組みを明確にする必要がある。
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