私たちが日々行っている行動は、強化・消去・弱化されている。それによって、行動がうまくいったり、その行動をしなくなったりしている。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第242回目となる。
【引用はじめ】
- 私たちは、絶えず何らかの強化・消去・弱化にさらされながら生きている。
- それも、同じ行動に対して、複数の強化や消去や弱化が同時に働いていることも珍しくない。
- 子どもが勉強するという行動を見ても、「褒められる」「好奇心が満たされる」などによる強化と、「遊べない」「からかわれる」などによる弱化が同時に存在しうる。
- 結局、子どもが「勉強する」という行動を頻繁にするかどうか、平たく言えば勉強好きになるかどうかは、その子をめぐる強化と弱化(消去)のどちらかが強いかによって決まるのだ。
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.36~p.37
【引用おわり】
子どもが勉強したり、しなかったり、それをやめてしまうのは、強化や弱化(消去)などが働いているためだ。勉強したら褒められたり、おもしろいことがあれば、勉強することが強化される。勉強すると、ゲームができなくなったり、難しくて嫌になることだってある。こんなことの繰り返しによって、勉強が好きになったり、嫌いになったりする。
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