消去というのは、一気にはいかない。一時的に消去する行動が増えるという現象が起こる。それがバーストである。逆境がバネになって、がんばるという行動も生ずるのだ。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第235回目となる。
【引用はじめ】
- バーストは、いろいろな場面で起こる。
- よく「逆境をバネにする」というが、あれもバーストの一種である。
- いつも徒競走で1番をとっていた人が、あるときから勝てなくなった。
- その人は、勝ちたいと思って、一生懸命に走る。
- 練習でも、本番でも、今まで以上に必死に走る。
- その努力が実を結ぶと、再び勝てるようになる。
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.31
【引用おわり】
今までもうまくいっていた行動が、うまくいかなくなることはある。そうしたスランプや逆境に陥って、もがき苦しむ。そこから脱却するため、いろんな工夫をするのである。これがある種のバースト効果といっていいものである。
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