職場が活気がなく、閉塞感そのもの。こうした雰囲気を変えたい。どうすれば良いか。この閉塞感というものを、「行動的に解釈」し直してみると分かりやすくなる。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第376回目となる。
【引用はじめ】
- 行動分析学マネジメントの基本の1番目は、「問題を行動的に解釈する」です。
- 職場の閉塞感という現状の問題を行動的に解釈するとどうなるか。
- 「閉塞感」というのは雰囲気であって行動ではありません。
- 雰囲気というものは目に見えないとらえどころのないものですから、それ自体を変えることはできません。
- あくまで人の具体的な行動を変えることで、職場の雰囲気は変わっていくのです。
- 閉塞感という職場全体の雰囲気は、ある特定の個人の行動だけに由来するものでないから問題は複雑です。
- 閉塞感という漠然としたイメージを、もう少し具体的な状態にとらえ直すと、次の4つの状態となります。
- 日々の仕事に働き甲斐が感じられない
- 新しいアイデアが生まれない、提案されない
- みんなが互いに協力し合わない
- 人が辞める
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.140~p.141
【引用おわり】
「閉塞感」と言われても、あいまいで分かりにくい。分かりやすくするには、行動のレベルで解釈し直すとより具体的になり、分かりやすくなる。それは、「働き甲斐がない」「新しいアイデアを生み出せない」「協力し合わない」「辞める人が多い」などである。こうした問題を解決するための計画に取り組む必要がある。
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