新しいアイデアがほとんど提案されることがない。それは、職場内でアイデアが提案されても強化されないからである。消去や弱化される状況が続いているからだ。どうすればそれを解消することができるか。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第383回目となる。
【引用はじめ】
- 新しいアイデアが提案されても、会社(上司)としては何もしてあげられない、というのでは芸がなさすぎます。
- 提案者が「提案して良かった」と思える工夫はできるのですから。
- ここで大切なのは、私たちがやりたいことは、アイデアを実現するということとは別の次元であるということです。
- もちろん、提案したアイデアが実現されれば、それは提案者にとって嬉しいでしょう。
- でも、たとえ実現されなかったとしても、「提案して良かった。またこれからも、もっと新しいことを考えて提案しよう」と思ってもらえる工夫はあるはずです。
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.145
【引用おわり】
アイデアの提案が受け入れられ、上司からも周囲からも喜ばれるようになるといい。それがなかなかうまくいってない。提案しても拒否されるとか、放置されたままになるなどであれば、提案しなくなるのは当然である。提案したら何らかの形で受け入れられるようにするのだ。そうなれば、提案して良かったとなる。
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