新製品の開発は、うまくいくかどうか売ってみなければ分かりません。それでも、その開発の途中の過程において、目標どおりいったらお祝いをするのも大事なことです。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第395回目となる。
【引用はじめ】
- 新製品の開発において、そのプロセスの一つ一つを強化するといい。
- 設計図が描けたら祝う。
- 製作に必要な技術を開発し、特許を出願したらまた祝う。
- ラボ(研究室内)でプロトタイプが試作できたら、さらに祝う。
- ラボでの成果を踏まえ、工場で試作品が製造できるようになったら、もっと祝う。
- 市場投入のために、製造(工場への)移管が完了したら、盛大に祝う。
- こうしたことを、行動のたびにしてみてはどうでしょう。
- 普通の会社では、こういうことは、まずやりません。
- 特許取得も試作品の完成も、できて当たり前といわんばかりの扱われ方をします。
- ですがそれでは、努力が報われる瞬間というのが、売り上げが立つまで訪れないことになります。
- しかも、新製品が売れるかどうかなど率直に言って神のみぞ知るですから、「当たるか」か「「はずれる」かは、誰にも分かりません。
- そして、「当たり」が出れば報われますが、「はずれ」が出たら報われないで終わります。
- しかし、それではまるで博打です。
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.154~p.155
【引用おわり】
新製品の開発を課題分析して、その課題一つずつをクリアできたらお祝いすることで、次の課題への意欲をかきたてることができる。最終的な新製品投入まで、ただ努力するだけでは苦しいばかり。途中の成功を含めて、やってこそ最終目標まで到達できるのだ。
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