会社を辞める人たちがいることに困っている。なぜ、辞めるのだろう。会社に対する不満がそうさせるのか。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第388 回目となる。
【引用はじめ】
- 会社において、働き甲斐がない、アイデアが出ない、協力し合わない、そして「人が辞める」という問題があります。
- この人が辞めるというのは、なぜでしょうか。
- 辞める(辞意を表明する、辞表を出す)という行動が強化されているわけではありません。
- それよりは一種のモデリングによるものと考えられます。
- つまり、同じ会社の他の人が辞めるのを見て、自分も辞めようと思い行動に移すということです。
- 辞表を出した人を見ていると、それまでは会社に対する不満がいっぱいの顔つきをしていたのが、辞表を出した後は不満など忘れたすっきりした顔つきになっているのかもしれません。
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.149~p.150
【引用おわり】
会社における仕事にやりがいを感じられない。給料に不満がある。そうしたことを感じていると、誰かが辞めていく。辞めた人は、晴れやかな顔つきになっている。それを見て、自分も辞めてしまおうと思うのだ。こんな風になったら、会社の危機である。
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