好景気の時と、不景気の時では、働き方が異なる。好景気では、働くことが強化されることが多い。しかし、不景気になると、働いても成果に結びつかず消去や弱化されることが多い。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第380回目となる。
【引用はじめ】
- 好景気のもとでは自然と「働く」ことに対して、強化が起きます。
- だから人は一生懸命働きます。
- しかし景気が悪くなると、「働く」ことに対して、消去や弱化が起きるため、たとえ同じ人でも仕事への情熱が徐々に冷めてゆくのです。
- 不景気下であっても好景気のときと同じような強化をするためにはどうしたらよいか。
- それを考え実行できれば、状況に風穴をあけることができるわけです。
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.143
【引用おわり】
好景気でも不景気でも景気に左右されることなく、働くことが強化されるようにしたい。もちろん、成果に違いは出てくるだろう。そうであっても、不景気は不景気なりの工夫によって、前向きな働き方があるはずだ。不景気を乗り越える働き方ができるようにするのだ。
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