自らの成長をどのように分からせるか。ただ単なる印象だけで良くなったといっても納得できない。やはり、定量的に把握することが大事である。以下、そのことについて、舞田本では、次のように説明している。引用は、通算で第398回目となる。
【引用はじめ】
- 本物の成長感はどうすれば得られるのか。
- 過去の自分の仕事の最終結果ではなく、過去の自分の行動に着目することで得られます。
- たとえば試作を見てみましょう。
- 試作は通常、1回で評価をパスすることはありません。
- たいていは数回ほど作り直して、やっと全ての要件を満たせるようになります。
- 何回でパスできるようになるかは、その人の洞察力と腕次第だと言われています。
- ということは、試作を何回でバスできたかを記録すれば、自分の腕がどれだけ上がったかが定量的に分かることになります。
- たとえば昨年の平均値が2.5回だったのに、直近1か月の平均が2.0回になっていれば、20パーセント成長したと言えるわけです。
- そして、それを称賛することができます。
舞田竜宜著・杉山尚子監修「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」2012年(日本経済新聞出版社刊)p.156~p.157
【引用おわり】
自分は本当に成長しているのかどうか、分からないままにしておくと不安ばかりつのる。そのためには、今までの自らの行動がどうだったかを振り返るといい。何回も失敗を繰り返し、試作品を作ってきた。それが今回は今までの平均と比べて失敗が少なった。そうしたことが分かれば、成長していることが明らかになる。そのことによって、さらに試作品作りにも熱が入り、失敗も少なくなってくるだろう。
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