部下の営業報告が小さい声で、下を向いたままで前を向こうとしない。これをなんとかしたい。どのような随伴性を追加すればいいか。そうした内容について、島宗リーダー本による第257回目の引用である。
【引用はじめ】
介入案:上司や同僚の行動を変えて随伴性を変える方法
先行事象(A)「会議で『聞こえないぞ』と言われ」「目標が達成できていないときに」
→標的行動(B)「大きな声で話をする」「前を向く」
→後続事象(C)【復帰】笑顔(↑)「なるほど。それはたいへんだ」(↑) 【強化】笑顔(↑)「こうしてみたら(提案)」(↑)
(島宗理著 「部下を育てる!強いチームをつくる!リーダーのための行動分析学入門」2015年 日本実業出版社刊、p.134)
【引用おわり】
部下が大きい声で、前を向いて営業報告するには、どんな随伴性にするか。上司や同僚の今までの随伴性を変える必要がある。上司が「聞こえないぞ」と叱ったり、同僚の怪訝な表情をしないことである。部下が大きな声で話し、前を向いたら、その報告に対して、すかさず上司や同僚が「笑顔」になったり、「たいへんだねえ」と励ましたり、「こうしたら」と提案するのだ。好子を出現することで強化するのである。
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